第204回 夜逃げや自殺をする前に

アメリカやヨーロッパなどの文明国では、「保証人」というのはもうすでに廃止されている制度です。しかし、日本には、まだ存在しています。もし、知人や親戚から「保証人になって欲しい」と頼まれた場合には、
それが単なる保証人であるのか、または連帯保証人であるのか、必ずきちんと確認しなければなりません。何故なら、保証人と連帯保証人とでは言葉はよく似ていても、その意味に大きく異なる部分があるからです。

保証人というのは、お金を借りた人が破産したり夜逃げしたりして行方が分からなくなって借金を返せなくなったときだけ、本人に代わって支払いをするべきものです。

しかし、連帯保証人は債権者から請求されれば、借金をした本人が破産していなくても保証人が支払わなければならないというずいぶんと恐ろしい過酷な制度なのです。

極端に言えば、借金をした本人より連帯保証人の方がお金を持っていそうだとか取立てしやすそうだと債権者に思われてしまえば、とんだ災難が降りかかって来ます。保証人とは名ばかりで、実際は借金をしているのと同じことです。

保証人になる前に、保証する金額の設定の限度額がいくらなのか、単なる保証人なのかまたは連帯保証人であるのかは、絶対に確認しておかなければならない事柄です。それを怠ると、後で思いもかけない災難に巻き込まれて、家庭を破壊されてしまう危険性があります。

病気を完全に予防することは努力してもそう簡単には行きませんが、こうしたお金による不幸は知識があれば簡単に防ぐことが出来るものです。交通事故による死亡者よりも自殺する人たちが多い現在の状況では、そういった知識をわかりやすく啓蒙することも、「国医」を目指す政治家ならば力を入れて取り組まなければならない非常に重要な課題の1つと言えるでしょう。

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