第19回「舌診 その2」

舌体の形状は、大きくぼてっとしたもの、薄く痩せているもの、小さくて外から見えにくいもの、歯跡がくっきりついたもの、曲がっているもの、凸凹のあるもの、亀裂の入ったものなど、いろいろあります。また、軟らかく傷つきやすそうな舌体や、固くてがっしりとした舌体もあります。

大きくぼてっとした舌体は肥満者に多く、体に余分な水分が貯まっていることを表わしています。薄く痩せている舌体は、栄養状態がよくないことや体内の水分量が少なめの状態を表わしています。小さい舌体や短い舌体は、生まれつきの場合もありますが、体内の水分量が少ない人に多く見られます。

歯跡がついた舌体は、胃腸の弱い人に多く見られます。胃腸の働きが悪いと体内に過剰な水分が貯まりやすいため、舌が膨らんで歯跡がつきやすくなります。曲がった舌体は、脳卒中を起こしたことがある人に見られます。凸凹や亀裂のある舌体は、体内の水分不足を表わしています。

軟らかな舌体は体力が落ちて抵抗力が弱まっている状態を、固い舌体は体力が充実し抵抗力が十分にある状態をそれぞれ表わしています。

また、舌体の表面の乾燥は体液不足を表わし、体が熱っぽくなっていることを示しています。湿潤している場合は体液の過剰を表わしており、体が冷えやすくなる傾向があります。

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