第177回 「身も心も、冷えた子供たち・・・」

ある調査によれば、最近の子供たちの体温は以前と比べると1度以上も下がってきているのだそうです。人間の体温には至適温度というものがあり、高すぎても低くなりすぎてもどちらも身体にあまりよくはありません。

例えば、温泉やサウナなどに長い時間入って体温が38度以上になると、急激に血液の粘度が増してきて血栓が出来やすくなったりします。逆に、36度以下に体温が下がれば冷え症などの症状が出やすくなるだけでなく、体内の生理学的反応を調節している酵素の働きも悪くなって想像もつかないところに悪い影響が出てきます。

ここ10年ほどで、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎の子供の患者さんの数がやたらと増えてきていますが、それもこういったことと何か関係があるのではないのではないでしょうか。

アトピー性皮膚炎の場合でも表面上は炎症を起こしている状態に見えますが、実際は身体の内側が冷えて胃腸の働きが悪く低体温になっている子供たちが多く、それらが改善されて正常な状態まで戻ってくるとアトピーの症状までよくなってくるケースはたくさんあります。

低体温になる大きな原因の一つには、まずジュース・アイスクリーム・果物などの冷たい食べ物の取り過ぎが考えられますが、中医学的に見れば過度のストレスや精神的な緊張による「心の冷え」が根本的な原因になっている場合が意外と多いものです。

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