第16回 肌の色・ツヤで、こんな事が解ります (その2)

皮ふが乾燥して白くザラザラしているものは、「陰虚」と呼ばれる体液不足の場合が考えられます。
陰虚とは体内の水分とそれを保持する能力が減少した状態で、そのため唾液が少なくなったりして口の中が乾燥したり、涙が不足して目が乾燥したり、陰部の粘膜などが乾さついて敏感になります。老人性皮ふ掻痒症という症状がありますが、それも陰虚の症状のひとつです。

ふつう陰虚は高齢者に多くみられますが、インフルエンザなどの病気で高熱が続いたりすると、若いひとでも一時的に陰虚になることがあります。また、ちょうど車のエンジンの冷却水が不足したときのように、体の熱を冷やすことが出来ず、風邪でもないのに熱があるような感じや微熱がでたり、手のひらや足の裏がほてったりします。さらにひどくなると脳の余分な熱をうまく冷ませず、脳が異常に興奮して血圧が高くなったり、イライラしてきたり、眠りが浅くなって不眠になったりもします。

耳たぶは、若いひとはもちろん、お年寄りの方でも特に血色のよい部分です。もし、この部分の血色が悪くなったり、ツヤがなくなったりしてきたら用心すべきです。

しみやいぼが多いようなときは、「瘀血(おけつ)」が疑われます。また、糸みみずのような細い血管が顔や手のひら、体などに浮いて見えるときや、静脈が目立つのも瘀血が原因と考えます。中医学では瘀血があると、ガンやポリープが出来やすくなるといわれています。

血液が何らかの原因で、流れが悪くなったり、固まったり、出血したりすると、血液の質や状態が悪くなります。このように体によくないように変化した血液のことを瘀血といい、病気の原因にもなったりします。例えば、瘀血が心臓に発生すると狭心症や心筋梗塞になったり、子宮に発生すると生理痛や不正出血の症状が起こったり子宮筋腫が出来たりします。

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