第159回 誰も知らない、黒砂糖の秘密?

テレビや健康雑誌などでは、「白砂糖は身体に悪くて、黒砂糖や三温糖のほうが身体によい」などといった、まるで白砂糖を目の敵にしたような話がよく放送されたり掲載されたりしていますが、それにはちょっと異論があります。

例えば、白砂糖が白いのは、漂白したり白く着色したりしているからだ、などと言われたりすることがありますが、白砂糖が白く見えるのは雪が白く見えるのと同じように光が乱反射するためです。

さらに、三温糖が薄茶色をしているのは、ミネラルやビタミン由来の色ではなくて、加熱により糖分が焦げたために付いたいわばカラメルの色で、加工度が砂糖よりも低い訳でもありません。

また、黒砂糖はサトウキビの搾り汁に直接、石灰分を加え煮詰めて濃縮して固めたもので、黒く着色しているのは、精製しないでそのまま煮詰めて作られるためです。

一般に、黒砂糖は、ミネラルが豊富だと思われていますが、サトウキビの搾り汁そのものにはミネラル分は余り多くは含まれてはおりません。おそらく、白砂糖に比べてカルシウムやリンなどが多いのは、精製していないため石灰分がどうしても残ってしまうからでしょう。また、多いとされているカルシウムやリンなどの量も、牛乳などに比べれば取るに足らないほどのわずかな量です。

【白砂糖の製法】

1.サトウキビの搾り汁を濃縮して、原料糖を作る。
2.ゴミなどの不溶物を取り除き、温水に溶かす。
3.石灰分と炭酸ガスを加え、不純物を除く。
4.活性炭を使ったろ過などで、精製する。
5.加熱濃縮して、砂糖の結晶を作る。
6.乾燥・冷却して、白砂糖が出来上がる。

※不純物の除去に使われた石灰分は、精製の過程で取り除かれるため、製品の中に残留することはほとんどありません。

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