第152回 コレステロールの落とし穴?

健康医学の世界では、「痩せているほうが人間は長生きする」という説が以前は主流でしたが、最近では、「年を取ってきたら、身体にも少し余裕があるという意味で適度に脂肪のついた少し太めのほうが健康にいいんじゃないか」という話も囁かれるようになってきています。

その理由として、「太り気味の人は重い病気になったり大きな手術をして痩せても、痩せ過ぎになることはない」といった乱暴な話から、「身体に適度な脂質がないと、細胞膜が弱ってガン細胞に変化しやすくなったり血管の弾力性が失われたりする」という真面目な学説までいろいろあります。

特に、脂質の一種であるコレステロールは、成人病の原因物質などと言われまるで悪者のような扱いをされていますが、あまり減らしすぎると細胞膜だけでなく女性ホルモン・男性ホルモンや副腎皮質ホルモンなどの合成にも支障をきたしてしまい、とても危険な状態に陥ってしまいます。

毎日のように、テレビや週刊誌では、「コレステロール値が高いと成人病になりやすい」という話ばかりが取り上げられていますが、実は低すぎるほうが脳出血やガンなどの病気に罹りやすくなりもっと身体に悪い影響がたくさん出てくるのです。

しかし、日本ではどういうわけか、その辺の情報がどちらかに偏った方向でしか伝えられていない場合が非常に多くなってきています。

サブコンテンツ
メニュー