第15回 肌の色・ツヤで、こんな事が解ります (その1)

肌に透明感がありツヤがあれば、血行も良く血液の量も豊かです。反対に、肌が不透明でツヤが無く、くすんでいたり、皮ふがうすく荒れやすい場合は、血行が悪かったり血液不足であったりします。
これを中医学では、「血虚」といいます。つまり、血液の栄養分が十分に皮ふに行き渡らないので、皮ふがうまく作れず、うすく荒れやすくなっていると考えるのです。

西洋医学の貧血の場合は、主に血液の中の成分である赤血球やヘモグロビンの濃度がうすいことを指します。しかし中医学では西洋医学の貧血と少し概念が違って、血液全体の量が少なかったり、血液がうすくなっていたり、血液の流れるスピードが遅くなっていることなども貧血のように考えます。そして、その状態を先に述べたように血虚と呼んでいます。

血虚になると十分に体を温めることが出来ず、寒がり・手足が冷たいなどの冷えの症状が出てきます。
さらに、皮ふに栄養分の補給もうまくいかないので、皮ふの細胞も新しく生まれ変わることができず、厚みもなくなり弾力も失われた状態になり、肌も汚くなってきます。血虚は、特に生理で定期的に血液が失われる若い女性に多く見られます。それ以外の場合は、胃潰瘍・子宮筋腫などの病気で体のどこかで出血している可能性があります。

また、貧血の場合には鉄分の補給だけしてもダメで、たんぱく質と脂肪分も同時に取らなければあまり吸収されません。そういうわけで、病院で鉄剤をもらっている人は、食後すぐに服用されたほうが胃もあまり悪くならずにすみ吸収もしやすくなりますのでよいのではないでしょうか。またカフェインは鉄分の排泄を促進しますので、貧血の人は、緑茶・煎茶・紅茶・コーヒー・ドリンクなどのカフェインが多く含まれる飲み物は取りすぎない方がよいでしょう。替わりに、番茶・麦茶・ほうじ茶・プアール茶などはほとんどカフェインが含まれていないため、多く飲まれても心配はいらないと思います。

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