第144回 男性にも、被害が拡大しています

「メニエール症候群」という、
目まいが主な症状で難聴・吐き気・
嘔吐・耳鳴りなどを伴う病気があります。
この病気は、以前は
女性の患者が多かったのですが、
今では30~40代の男性にも
患者が増えてきているという話です。

目まいの発作は、
軽ければ数分から数時間、
重いものになると2~3日続くこともあります。
また、症状が治まっても、
完治することは難しく
同じような発作を何回も繰り返します。 

西洋医学では、
メニエール症候群は
自律神経の異常・アレルギー・
血行不良・水分代謝の異常などにより
平衡感覚に障害が起きたものといわれていますが、
ハッキリとした原因は分かっていません。

一方、中医学では、
メニエール症候群は
主に脾の障害から起こる病気とされ、
脾の弱りからくるものと
胃腸の水はけが悪くなって起こるものとに
大きく大別されます。

脾の弱りが原因の場合には、
低血圧や自律神経失調症を伴うことが多く
立ちくらみや身体の動揺感が主な症状になります。
また、胃腸の水はけが悪いものの場合は、
回転性の激しい目まいが特徴で
耳鳴りや難聴の症状も
同時に起こりやすいものです。

前者には、気を補う作用が強い
黄耆(おうぎ)と朝鮮人参を配合した
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)という漢方薬が、
後者の場合には、
神曲(しんきく)という漢方の消化剤が配合された
半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)という
胃腸を丈夫にして
お腹の中の水はけをよくしてくれる漢方薬が最適です。

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