第143回 「スーパードライ?」

胃腸の働きがどうなっているかは、中医学では舌を見ればある程度は推測することができます。例えば、舌に苔がびっしりと生えている人は、胃腸の中の水分が過剰気味で脾が弱ってきている状態を示しています。

また、舌の縁の部分に歯形がギザギザとついている場合も、身体の中の余分な水分を胃腸がスムーズに代謝できなくなって、舌が水ぶくれを起こしているという脾の働きが弱った状態を表しています。

こんな場合には、ビールやジュースなどの胃腸を冷やす飲みものや果物やアイスクリームなどの食べものはできるだけ避けたほうがよいでしょう。何故なら、脾が食べ物から消化吸収した成分を身体中に運ぶのに、陽の気が必要だからです。

例えば、冷たいものを取り過ぎるとお腹をこわしたり食欲が落ちるとよくいわれていますが、それは冷たいものの過剰摂取で脾の陽気が減少して、食べ物を消化吸収して分配する脾の働きが弱められてしまうためです。また、味の濃いものや脂っこいものの食べ過ぎも、湿から痰を作ってしまい脾の状態を悪化させますから要注意です。

※コーラやビールなどの冷たい飲みものは「のど越し」が壮快で気持ちがいいものですが、気持ちよく感じるのは「のどの部分」だけで胃腸によい影響を与えることは余りありません。

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