「うちの子は、よだればかりいつも垂らしているのですけれど、どこか悪いんではないでしょうか?」時々、こんな質問を若いお母さんから受けることがあります。

確かに、小さい子供はよく「よだれ」を流しますが、これは病気ではありません。中医学的にいえば、子供は脾の働きがあまり強くないため水分の代謝をスムーズに行うことが出来ず、どうしてもよだれが出やすいものと考えられています。

同じように、子供の夜尿症も脾の働きが弱って起こる場合が多く、胃腸の働きをよくする小健中湯(しょうけんちゅうとう)や六君子湯(りっくんしとう)などの漢方薬を使ってお腹の筋肉を丈夫にしてやれば、よだれも夜尿症も改善することが多いものです。

※私の今までの経験によれば、こういうタイプの子供はお腹や足の裏をコチョコチョしてやると、すぐにくすぐったがる特徴があります。

大人でも、寝ているときに枕にベットリとよだれをこぼす方がおられますが、これも脾の働きが弱っている証拠です。また、食後に身体がだるくなる、食後すぐに眠くなるなどの場合も、脾の働きが弱っている可能性があります。

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◆城戸宏美◆ プロフィール
元福井大学医学部付属病院看護師・登録販売者
(福井県立大学・武生高校卒)

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