第136回 一番、大切なものとは?

中医学的に脾と胃が弱い人の性格は、クヨクヨする・取り越し苦労をしやすい・他人のことが気になる・心配性であるなど、割合に消極的な傾向があるようです。

また、体質的には、ちょっとした打ち身でもすぐにアザが出来てしまったり、生理の出血がダラダラと長期間続いて止まりにくかったり、生理の量が多かったりするなどの出血しやすい傾向や胃下垂・脱腸・脱肛・流産など内臓の筋肉が緩む病気が起こりやすい特徴があります。

日本人は、一般に脾といえば西洋医学の脾臓を思い浮かべますが、中医学でいう脾と胃は、胃や脾臓だけでなく膵臓や小腸などいわば消化器系全体を意味しています。

脾の一番重要な働きは、水や食べ物などから生命活動に必要な物質を作って、それを身体の隅々にまで分配することです。そのため、陰陽五行説でも、脾は私たちの身体を形成するために欠かすことの出来ない最も重要な臓器と考えられており、「後天の素」とか「気血の源」とかいうふうに呼ばれています。

例えば、胃腸の悪い人は、顔色が土のような色に見えたり黄色っぽく見えたりすることがありますが、それは脾の働きが悪いために気力を充実させたり血液を十分に生成させたりすることがうまく出来なくて、顔面の部分にまで栄養が行き渡らないからであると、中医学では説明されています。

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