第132回 事件は、現場で起きている!

大阪府河内長野市の家族殺傷事件で、殺人容疑などで逮捕された男子学生の自宅から、常用していたとみられる風邪薬やセキ止めなどの大量の医薬品が、押収されたというニュースが放送されていました。
また、共犯で逮捕された高1の女子生徒のホームページには、「学校で、液体の風邪薬を2本飲んだら半錯乱状態になった」ということが書いてあったそうです。

このように、風邪薬やセキ止め、解熱鎮痛剤などの医薬品には、使い方に注意しなければいけない点がいろいろとたくさんあるのですが、日本ではどうもそのへんのところが案外知られていないようです。

例えば、日本では、解熱鎮痛剤を主体に鎮咳剤・去痰剤・抗ヒスタミン剤などを加えたいわゆる「総合風邪薬」が主流ですが、ほかの国々では、症状もないのに余分な薬を飲むのは合理的でないし安全性の面でも少々問題があると考えるため、こういう形の薬を見かけることはあまりありません。

また、胃薬においても、日本では総合胃腸薬と称して、胃の働きを抑制して痛みを止める成分・制酸剤・粘膜を修復する成分・胃を刺激して胃液を分泌させる成分・脂肪やタンパク質、糖質などの消化分解酵素などいろいろなものを混ぜて販売していますが、外国では、胃腸薬も胃の痛みや、胸焼けに使うものと胃のもたれや、消化不良などに使うものとに分けて使用する場合がほとんどです。

何故なら、胃の痛いときに消化剤を使うと胃酸の分泌が増えて逆に胃炎を悪化させますし、胃もたれなどの消化不良の場合に胃の働きを抑制する成分が配合されていればよけい胃もたれなどの症状がひどくなるからです。

※何でも1つにまとめれば便利であるように思いますが、このように虻蜂取らずになってしまうことが、私たちの身体に関していえば多々あります。

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