第131回 50才以上で、最も多い病気?

現在、日本は世界有数の長寿国でありますが、同時に、老人性の痴呆症が大きな社会問題になってきています。

特にアルツハイマー型の痴呆症は50才ぐらいから発症する痴呆の中でも最も多い病気で、平均寿命が延びて高齢者人口が増えたことからも患者さんの数は確実に増えてきています。

また、アルツハイマー型の痴呆の場合、年齢による「もの忘れ」と初期症状の区別がつきにくいのですが、もし次のような症状が見られたらアルツハイマー型の痴呆の可能性があります。

・何度も同じことをくり返して聞いたり、言ったりする。
・日付や時間を認識することが、うまく出来ない。
・人の名前や物の名前が、なかなか覚えられない。
・よく物を置き忘れたりする。
・慣れた場所でも、道に迷うようになる。
・今までしていたことが、出来なくなる。
(判断能力が低下することによって、日常動作がうまく出来ないようになる。)
・鬱になったり、怒りっぽくなったりする。

さらに、アルツハイマー型の痴呆は、進行性の病気ですから、ひどくなると上記の症状のほかに、家族の顔がわからないようになる・被害妄想癖・人格が変わる・幻聴が聞こえる・徘徊するようになる・言葉が出にくくなる・自分の身体をうまく動かせなくなるなどの症状まで出てきたりしますし、最後には、喋ることも動くことも出来なくなり寝たきりの状態になってしまうことさえあります。

現在のところ、この病気の根本的な治療法は、まだ見つかってはいませんが、「狂牛病の研究から、何かヒントが見つけられそうだ」というようなことを、何年か前に、アメリカの研究所にいる弟が話していました。

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