第128回 「男と女」

女性が男性に比べて
膀胱炎を起こしやすいのは、
尿道が男性に比べて短く
雑菌が侵入して繁殖しやすいという
身体の構造上の違いが、理由にあります。

主な症状としては、
尿が近い・尿がスムーズに出ない・
排尿時に痛む・残尿感がある・
排尿後の下腹部の不快感などですが、
高熱が出たり血尿が混じったりすることもあります。
(注意:高熱が出たり尿に血液が混じる場合、
  他にも重大な病気が潜んでいる可能性がありますから、
  自己判断せずに専門医に診てもらうことが必要です。)

これらは、ほとんど
大腸菌などに感染して起こる症状ですが、
いくら尿検査をしても
細菌が発見されないことがあります。
そんな場合、西洋医学では
精神的なストレスや
自律神経失調症からくる症状とされがちで、
精神安定剤などが処方されることが多いものです。

しかし、中医学では、
尿検査で細菌が見つからなくても
症状に応じていろいろと対処する方法があります。

例えば、排尿時の痛みや
強い灼熱感とともに、イライラ・
不眠・口が渇くなどの症状がある場合は、
心の過剰な熱が
心のパートナーである小腸にまで移り
その周辺に影響を及ぼしたと考えられ、
黄連や蓮子心(熟す前のハスの実)などの
心の熱を冷ます作用のある
生薬が配合された漢方薬で治療してやります。

また、中年で体力のある人に多い、
尿がスムーズに出ずに痛んで
わき腹や下腹部が張るなどの症状がある場合は、
主にストレスなどで
肝が緊張し気の流れが悪くなって
障害を起こしたものと考えられますから、
柴胡や芍薬などの生薬が含まれた漢方薬で
肝の緊張を解きほぐしてやれば、
自然と楽になります。

サブコンテンツ

ページの先頭へ

メニュー