肝に障害が起こったりすると、その反応はまず人間の感覚の中でも一番重要な目の部分に現れることが多いものです。具体的には、目が疲れる・かすむ・ぼやける・まぶしい・痛む・涙目・ドライアイ・白内障・視力が低下するなどの症状が起こってきます。

さらに、このような状態が長く続けば、筋肉や筋肉の一部である爪にもいろいろな影響が現れてきたりします。具体的に例を挙げれば、左肩のコリ・足のこむら返り・指の引きつり・顔面や瞼がピクピクする・胃痙攣・過敏性大腸炎などの筋肉に関わる症状や、爪がもろくなったり・薄くなって先が剥がれたり・表面がデコボコしてくるなどの症状です。これらは、中医学では、肝血の不足や肝の弱りに腎の弱りも加わった肝腎不足といわれる状態が原因と考えられています。

また、精神的な症状としては、イライラする・落ち着かない・ソワソワする・攻撃的になる・怒りやすい・寝つきが悪くなる・眠りが浅い・イヤな夢をよく見るなどの症状が現れます。とくに、女性では、生理前にヒステリーや乳房が張って痛むなど肝系に特有の症状が起こるひとが多く、強い生理痛や生理周期の不規則などの症状を伴ったりします。

※このタイプの女性は更年期の症状もいろいろと出やすく、とくに下半身は冷えて困るのに上半身はカーッと熱くなってのぼせたりする「ホットフラッシュ」とよばれる症状が目立つようです。

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◆城戸宏美◆ プロフィール
元福井大学医学部付属病院看護師・登録販売者
(福井県立大学・武生高校卒)

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