中医学では、塩からい味のものは適度に食べると腎の働きをよくするとされています。つまり、頭脳の働きがよくなる・ボケにくくなる・物忘れしにくくなる・骨や歯が丈夫になる・耳の働きがよくなる・髪の毛が増える・髪の毛が黒くなる・精力が増進する・足腰が強くなる・尿の出がよくなるなど、腎に関する症状の改善がいろいろ期待できるということです。

食べものでいえば、イワシ・納豆・味噌などは塩からくて体を温める作用があり、ひじき・ワカメ・しょうゆは塩からくて体を温めも冷やしもしなくて、海苔・もずく・カニ・塩・昆布は塩からくて体を冷やす食べものとされています。ただし、食べすぎると逆に心や腎を傷めます。

また、腎が弱ると呼吸の吸う働きが機能しにくくなるため、喘息・気管支拡張症・肺気腫などの症状が起こりやすくなると考えられています。そのため、中医学で喘息の治療をするときは、肺だけでなく腎も丈夫にすることを考慮するのです。

腎を丈夫にする漢方薬として、

・八味地黄丸(はちみじおうがん)  附子というトリカブトの成分が含まれている ・海馬補腎丸(かいまほじんがん)  タツノオトシゴや鹿の角などが配合されている ・杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)  クコの実や菊の花が配合されている

などが有名ですが、補腎薬と呼ばれるこれらの漢方薬群は微量の塩を加えたお湯で飲むと効きめがよくなるとされています。

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◆城戸宏美◆ プロフィール
元福井大学医学部付属病院看護師・登録販売者
(福井県立大学・武生高校卒)

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