細菌に感染した場合、抗生物質が使われる理由についてお話します。まず、細菌に感染したということは、体の抵抗力が弱って感染しているわけですから、そのままにしておくと体内で細菌の増殖が拡大して危険な状態になる可能性があるため、その細菌を殺滅するために抗生物質が使われます。

抗生物質は副作用がありますし、肝臓にも負担が掛かりますから、副作用より細菌感染を防ぐメリットが大きいと考えられる場合に使用されるのが理想です。

現在、抗生物質の安易な使用による耐性菌の出現が大きな問題になっており、放っておくと現代医学の根底を揺るがしかねません。伝染病だけでなく、感染症のリスクのために簡単な傷の手当てや手術さえ出来なくなります。

また、抗生物質にはいろいろな種類がありますが、全ての菌に有効なものはありません。そのため、菌によって使い分けをしなければなりません。加えて、使用する場合も短期間で目的の菌をやっつけることが大切です。漠然とした長期間の使用は、副作用と耐性菌の問題からも、よほどの理由がない限り避けるべきです。また、薬嫌いな方によくあることですが、何でも薬はダメだという考えは場合によって命取りになることがあります。あまり短絡的に考えないで、その場合の状況を把握することが大切です

※抗生物質とは、生物(微生物に限らず、高等植物、昆虫類などを含む)によって産生される化学物質であって、「その希釈溶液が他の微生物を殺す働きがある」または「その発育を阻止する働きを持つものである」と定義されています。※抗生物質は、細菌より小さいウィルスなどにはほとんど効果がありません。

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◆城戸宏美◆ プロフィール
元福井大学医学部付属病院看護師・登録販売者
(福井県立大学・武生高校卒)

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