第167回 「虎ノ門には、猫来たる!」

今年は例年に比べて寒さがかなりきびしく、福井県の山岳地帯も久方ぶりの大雪に見舞われ、関西学院大学 ワンダーフォーゲル部学生14人の遭難騒ぎが発生しました。

地元のテレビでもこの事件は大々的に報道され、福井県民75万人すべてが固唾を呑んでその安否を気遣っておりましたが、幸い全員無事に救助され、私たち県民も学生のご家族と同様にようやく肩の荷を降ろすことができました。

同じ頃、我が家では下の娘が隠れて何やらゴソゴソと不審な動きをしていました。家内にこっそり聞いてみると、寒さに追われて縁の下に非難してきたノラ猫一家に餌をせっせと運んでいるという話です。

我が家の縁の下は、夏は涼しく冬は暖かく出入りも比較的自由なため、油断するとすぐに犬猫の格好の棲みかになってしまいます。ですから、いつも縁の下には芳香剤か何かを置いて棲みつかれないように気をつけていたのですが、新しいものに置き換えるのをしばらく忘れてしまっていたために、彼らに逃げ込まれてしまったようです。

しかし、今年は大雪で彼らの行く先はほとんどなく、芳香剤を置いて追い出すと凍え死にしてしまうことが分っているので、困ったときはお互い様で、家族みんなが多少の臭いは我慢して娘の行動を黙認しているところです。

でもまぁ、よく考えてみると、猫が虎ノ門に逃げ込んでくるのは名前からすれば仕方のないことなのかもしれません。

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