第133回 密かに思っていること

我が国には、自己研鑽に優れた立派な医師や薬剤師の方もたくさんおられますが、一方では、日本の医師や薬剤師のレベルは欧米などの先進国に比べ劣っているという話もあります。

その原因の1つに、問題を正攻法で解決しないで本質的な議論を避けてばかりしてきた日本の医療行政や教育システムの不手際があるといわれています。

例えば、どこまで本当の話か知りませんが、「高血圧は、一生薬を飲まなければダメ!」「病院で血圧を一度測っただけで、高血圧にされてしまった!」・・・など、いとも簡単に病人にされてしまう話を週刊誌やテレビなどで時々見かけます。

もし、このことが事実なら、真面目で腕のよいお医者さんほど儲からないわけですから、国のほうでもそれなりの対策を考えなければ、国の財政だけでなくいずれ患者さんのほうにまで影響が出てきます。

これとは逆に、イギリスなどでは自分の受け持ちの地区であまり病人が出過ぎると収入が減る仕組みになっているそうで、無駄な医療費の抑制や薬害から国民の健康を守ることにずいぶん貢献しているという話を聞いたことがあります。

また、日本では薬剤師の仕事といえば、薬を作ったり薬を売ることと思われておりますが、本当の仕事は薬を販売することだけではなく、不必要な薬を止めさせたり薬や健康食品などの危険な飲み合わせを指摘したり、出来るだけ少ない量で薬が効果を上げれるような安全な方法を考えることにあるのではないかと私は密かに思っております。

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