第130回 抗生物質の危険な落とし穴!

カゼを風邪薬で治すことは出来ませんが、抗生物質で治すことも出来ません。というのは、カゼは細菌ではなくウィルスが原因の病気だからです。

また、一般に抗生物質はどんな「バイ菌」に対しても効果があるように思われているようですが、それは大きな誤解でウィルスにはほとんど効果がありません。

なぜ、抗生物質がウィルスに効かないのかといいますと、簡単にいえば、細菌に比べてウィルスは非常に小さいものであるため、人間の細胞の中で繁殖することができるからです。そのため、ウィルスを攻撃しようとすると人間の細胞までダメになってしまいますから、ウィルスに効く薬をなかなかうまく作ることが出来ないのです。

それでも、抗生物質を使う理由は、カゼが原因になって肺炎のような重い細菌性の疾患を併発する場合があるからです。しかし、抗生物質を予防に使ってばかりしていると、耐性が出来て効果がなくなったり、副作用で肝臓や腎臓がダメになってしまったりします。

最終的に、カゼを治すのは風邪薬や抗生物質ではなくて、私たち自身の身体が、免疫、すなわち抗体を作ってカゼを退治するわけです。あくまで、薬は補助的なものにしかすぎません。ですから、身体を安静にして休めることは本当に大切なことなのです。

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