第129回 風邪薬の危険な落とし穴?

冬がだんだん近づくにつれて、テレビや新聞などでは製薬会社による「カゼには風邪薬を・・・」という広告が頻繁に流されます。誰でも、毎日のようにこんなコマーシャルを見れば、風邪薬を飲めば本当にカゼが治るものと信じ込んでしまいます。

しかし、実は、風邪薬はカゼそのものを治すものではなく、カゼによる症状を和らげるだけの薬です。

また、風邪薬の主成分は解熱鎮痛剤ですから、風邪薬を飲んで仕事をするなどということは大きな間違いで、風邪薬を飲んだら安静にして身体を休めてあげることが大切なのです。

さらに、風邪薬には解熱鎮痛剤のほかに、セキ止めや抗ヒスタミン剤などの成分が含まれていますが、セキが出ないのにセキ止めを飲んだり鼻水も出ないのに抗ヒスタミン剤を飲むことは意味もないし、副作用の危険性が増すだけの行為です。

特に、こういう風邪薬の成分は、数が増えれば増えるだけ副作用のほうも複雑になりより危険性を増しますから、よくよく注意が必要です。決して、栄養剤やビタミン剤などのように、何でも入れればよいというものではありません。

ですから、カゼを引いて熱や頭痛とノドが痛む症状だけのときは解熱鎮痛剤を飲むのが正解で、総合の風邪薬を飲む必要はまったくありません。総合風邪薬は、それらの症状のほかにセキと鼻の症状がある場合にのみ使用するものです。

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