第120回 心臓が燃えると、どうなるか?

中医学では、ストレスが身体によくない理由の一つとして、気滞を生じるということが挙げられています。

簡単にいえば、気滞とは気の流れが悪くなっている状態を指し、その部分に気が鬱積して張る感じや痛みなどを引き起こします。また、気滞はひどくなると火とよばれる赤みを伴う炎症を起こし、長引けば血液・水分・栄養物などの流れも悪くなってさらにいろいろな障害を引き起こしたりします。

例えば、五臓の心の部分に気滞を生じると、気が鬱積して熱を持ち心火を燃え上がらせます。このような状態は「心火上炎」といわれ、ストレスのほかにも、ニンニクや唐辛子などの辛い物の食べすぎ・ワインや焼酎などアルコールの飲みすぎ・身体を温める漢方薬や健康食品の過度の服用・インフルエンザなどの感染によっても引き起こされます。

このような場合には眠れない・夢をよく見る・胸の息苦しさ・顔面の紅潮・口の渇き・口内炎・舌炎などの症状が現れることが多く、さらに状態がひどくなってくると狂躁・言語の錯乱・うわ言をいうなどの症状さえ出現してくることがあります。

また、心の熱が心の腑である小腸にまで及ぶと、尿の色が濃い・尿が出にくい・排尿痛・血尿などの症状が新たに加わってきたりします。

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