第105回 腎と耳のミステリアスな関係?

中医学では「腎は耳に穴を開く」といわれ、耳は五臓の腎とつながっているものとされています。そのため、老化や腎の衰えが進むと耳鳴りや聴力が低下するなどの症状がだんだんと起こりやすくなってきます。

ですから、それほど年齢が高くないひとでこういった症状があって病院で検査をしても耳などに異常が見つからない場合には、腎の衰えを疑ってみる必要があります。

もし、腎の衰えによる耳鳴りや聴力の低下などであれば、西洋医学で治療ができなくても中医学的に腎を丈夫にすることでそれらの症状を改善することができます。

まず、食べもので腎を丈夫にしようと思うのであれば、黒豆・昆布・ワカメ・黒ゴマ・山芋・ナマコなど黒っぽいものやヌルヌルしたものがおすすめです。また、同時にできるだけ肉体的や精神的な疲労を避けて、腎に負担を掛けないよう養生することも必要です。

少し余談になりますが、ストレプトマイシンやカナマイシンはすぐれた効果を持つ抗生物質ですが、第8脳神経という耳の神経と腎臓の両方に対して強い毒性を持っています。このことも、ひょっとしたら腎と耳の不思議な関係を指し示している一つの現象といえるのかもしれません。

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