第104回 出産に、賞味期限はあるか?

中医学的に腎と膀胱が弱い人の性格は、保守的で消極的になりやすく新しいことなどにあまり興味を示さなくなる傾向があります。

また、腎が弱いということは老化が進んでいるのと同じことですから、物忘れ・精力減退・尿が近い・ひざや腰の痛み・骨密度が低くなる・耳が遠くなる・抜け毛・白髪・歯が抜ける・皮膚がガサガサする・動作が緩慢になるなど老人に特有の症状が数多く現れてきます。

このような腎が弱った状態は「腎虚」とよばれ、最近では老人だけでなく若い人や子どもにもよく見られます。

その原因の多くは「先天の気」とよばれる遺伝的なエネルギーの不足や心身の疲労・過剰な性生活などによるものと考えられますが、心身が疲労している状態の受精や肉体的に多くのストレスが掛かる高齢出産などでも腎虚の子どもが生まれやすいと考えられています。中医学の理論によれば、女性の出産は体力が充実している21~28才の間にするのがよいとされています。

また、五臓の色体表によれば腎の色は黒色とされていますが、腎虚の状態になっているひとをよく見ると、目の下に黒いクマができていたり顔色や全身の皮膚の色が黒っぽくなっていることが確かに多いものです。

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