第102回 「センチメンタル・ブルー」

グレープフルーツの香りが脂肪の燃焼を促進させるとかラベンダーの香りが副交感神経を刺激して太るようにするとかの研究がなされ、それを裏づける結果も出ているという記事を先日どこかで拝見いたしました。確かに、カレーや焼き肉の匂いがすれば食欲も湧きますし、身体もシャキっとするような気分にもなります。

このように、匂いで身体を刺激できるなら色でも同じような可能性があるのではということで、色についての研究もいろいろされています。最近の実験でも、人間は視覚のみでなく皮膚でも色を感じることができるということが明らかになっています。

例えば、赤色に塗られた部屋に目隠しした被験者を入れて観察すると体温が上昇し気分も高揚することや、青色に塗られた部屋の場合では体温は変化しないが感覚としては冷たく感じられ気分は沈みがちになるということが報告されています。

実際、中医学の基本理論にも、五臓六腑に対して特定の色を当てはめた色体理論というものがあります。それによれば、肝は青色に相当し適度に青色を見れば肝に良い影響を与え、あまり見なかったり見すぎたりすると逆に悪い影響を受けるというようなことがいわれています。また、中医学では、春は肝に関係の深い季節になっていますが、春は緑がまぶしい季節で緑は青色に一番近い色でもあります。

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